例祭・出御・神幸祭


待ちに待ったお祭りです。ことに当番町は一年を掛けて準備したお祭りです。
 神社にとっても、由緒ある大切なお祭りとして最も盛大且つ厳粛に行われます。数多くの来賓を招待し、献幣使も参宮します。
 太鼓の音により祭典が始まり太鼓の音によって祭典が終わります。次いで神幸祭が行われます。
 予め飾られたお神輿と大神様のお通りになる所に幕が張られて中が見えない様にして「遷霊の儀」が行われます。この時に幕の中を覗いたり無理をして幕の中を見ると「目がつぶれる」と言い伝えられております。
 遷霊が終わりますと直ちに幕が取り外され当番町の若衆の手によってお神輿を舁ぐ準備が行われます。若衆の動作は機敏を要します。
 機敏の中にも確実さを要します。仕事が遅いと他町内の若衆と比較されるので、ここでも自然に競争心が湧いて来る様です。
 参列者一同と見物人の見守る中、若衆達は木頭の笛の合図で、元気一杯お神輿をお仮屋へと出御します。お神輿に拍子木は使いません。拍子木は屋台のみに使われます。
 胡瓜を輪切りにすると、八雲神社の御神紋に似ている所から、「胡瓜を食べてはいけない」という家例が今でもありますが、「天王祭に神様胡瓜をお供えしたら食べても良い」とされております。胡瓜の奉納者は主に数代続いている家の方達で熱心です。
 天王様にお供えされた胡瓜は夏負けしないと言い伝えられておりますので、お祭りが終わった翌日に、今でも戴きに来る人が数件あります。
 天王建とは七月二十五日のお神輿が八雲神社からお仮屋に到着後に仲町においてお仮屋宝前に向って最初に神様にお見せする山あげ奉納の事を言います。(二回目以降は余興と言い、天王建とは言いません。)
 さらに、他町内で余興を行うことを訪問と言います。訪問は町内相互の義理で他町に行って山あげを行う事です。
 訪問には仕来りがあって、仁義を切らねばなりません。
 訪問に当っての仁義は次の通りです。
 伝令(若衆世話人二名、但し筆頭世話人は除く)が訪問先の会所前において
 「○○町さんの訪問に伺います。○時○分予定しておりますので、よろしくお願いします。」の口上を述べます。
 これに対して、
 「承知しました、御苦労様でした。」と受け伝令の口上通り出迎えねばならない事になっております。
 訪問を受ける町は、町境の内側、道路の両側に並んで出迎えます(境の最も近い所から、若衆、中老、八雲委員の順にその町の奉賛講の面々が居並ぶ)。
 当番町は屋台の引綱に、当番町の子供達と奉賛講の人達が、二本の引綱の中の前方に金棒曵を中心に、その前には世話人四人並列して歩いて参ります。
 町の境を中心にして各世話人四人相対し、屋台は木頭の拍子木によって止まると、口上が当番町の筆頭世話人より切り出されます。
 「御祭礼、誠におめでとう御座います。当番町〇〇町が〇〇町さんに訪問に参りましたので、お庭を拝借致します。」
 「御祭礼、誠におめでとう御座います。庭を御案内致します。」
 訪問を受けた世話人と当番町の世話人達は横一列になって進みます。すぐに屋台は木拍子木に合わせて動き出します。訪問を受けた両側の奉賛講の人達は拍手をもって出迎えます。それを見て木頭は拍子木を二回程鳴らします。引き綱の人達は「オーオー」と歓声を挙げて挨拶に応えます。
 屋台の方向転換は必ず許可を受けた町、仁義を切った町内にて行ない、決して境を越してはいけない事となっております。
 訪問先の町において山あげの定位置に屋台が止まったら、どんな事があろうと後退をしてはいけない事になっていて、動かす事は屋台係の恥とされています。(但し、前進は差し支えない。)


■八雲神社・お仮殿

平成23年7月22日 午前5:30

待ちに待ったお祭り当日。早朝当番町若衆が八雲神社に集まり例祭の準備。遷霊の儀が行われ、天王様を街中のお仮殿に移動します。
仲町の若衆が八雲神社へ
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お神輿の準備
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受当番の泉町若衆も到着
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揃って神輿の準備
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力を合わせ宮前へ
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お神輿の設置完了
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これから遷霊の儀がとり行われます
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その頃元田町若衆により幟立てに帆が張られる


■出御

そろそろ出御
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ご近所様も到着です。
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お神輿が出てきました。
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階段を駆け下り
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宮から出発します。
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自町内を一巡します。
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暑くて子ども達も舞台下で休憩です。
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お仮殿へ到着しました。
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■神幸祭

木頭が締める
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お神輿には、拍子木は使いません。
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無事ご移動に安堵
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受当番の泉町の皆さん。
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準備が整いました。
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神幸祭

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