蛇姫様

「蛇姫様」

あらすじ

時は万治元年(1658年)、烏山御領内では家老達が城主掘親良の娘、阿六姫にあらぬ風聞をたて百姓達を苦しめていた。 江戸表への父君への密書を腰元、楓に託し自刃してしまう。

 
那須野は遠く見ゆれどもまだ見えぬか稲穂積の里へ流れる那珂川の川面は澄みて青々と・・・
 

江戸への旅路を挑む楓の一人旅。そよ風に祭り囃子が聞こてくる・・・

 
あゝ蝶になりたや、飛んでゆきたや都の空へ
 

そこへ現れる二人の追っ手、今瀬と小暮。阿六姫の密書を奪われまいとする楓が木々に身を隠すか、 雷鳴轟き雨嵐の中、白蛇の立ち姿。阿六姫の国を思う心と楓の忠義にうたれた白蛇の化身であった。 白蛇に斬りかかる二人の武士、白蛇は妖術を使って立ち回る。 木々によじ登ったと思うや文箱をくわえていずこともなく消え去るのであった。

蛇姫伝説

烏山に伝わる蛇姫様を常磐津にした新作である。 同名の川口松太郎氏の「蛇姫様」とは別作品。

成立

平成初期

作者

越雲キミエ作詞 常磐津津太夫作曲 

初演

1990年代の山あげ祭

上演時間

約50分

 

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