吉野山

清元の「吉野山」を常磐津に改作したものである。

頼朝と不仲になった義経は、今は吉野山にかくまわれているという。都で義経と別れた静御前は、義経の後を慕って桜が満開の吉野山までやってきた。供をするのは義経の家臣佐藤忠信ただ1人。しかし、その忠信をも見失い、静は淋しさのあまり義経との別れの際に手渡された「初音の鼓」を打ち始める。すると、春風に誘われるようにいずくとも知れず子狐が現れ…。実は、この狐は初音の鼓に使われた雌狐と雄狐の子であった。忠信の姿に化けて鼓を持つ静御前を守護していく。

以前は「忠信」として上演されていたものである。

日野町が得意としている演目で、2000年代に再度上演されるようになった。

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