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山あげ祭「戻橋」

「戻橋」は本名題を「戻橋恋の角文字」といい、「新古演劇十種」の一つです。

市川團十郎家の「歌舞伎十八番」「新歌舞伎十八番」に対抗して五代目尾上菊五郎が制定した尾上菊五郎家の家の芸です。(「歌舞伎用語案内」より)

管理人は「戻橋」のクドキの部分が大好きです。

御情け深き御心に 今宵見えし妾さへ 縁を結ぶ露もがな 思ふ恋路の初蛍 言出て兼て胸焦がし 若葉の闇に迷ふもの 都女臈は取り分けて 姿優しき花菖蒲 引きつ引かれつ澤水に 袖も濡れにし事ならん

どうしても「戻橋」が聴きたくて、神田神保町の富士レコードへ行ったところ、常磐津松尾太夫の音源を入手することができましたので、下記にアップロードします。

山あげ祭で口演される「戻橋」とは節が違いますが、お楽しみください。